行灯ボックスの基本形

この年(2004年)は、食品スーパーの仕事が多くありました。特に環境設計の仕事が多く、展開図ばかり描いた時期で、店舗前の吊りサインは嫌と言うほど描きました。

打ち合わせから入り、竣工までの作図業務に携わってました。

私が、食品売り場の設計をはじめたきっかけとなりました。おかげで現在は、ほとんど有名処の食品スーパーの実施図面を数多く手掛けました。

以下の作図は、やや大きめなサインですが、吊りサイン、行灯ボックスの基本形となります。

特に汎用性を感じた吊り式行灯サインの作図事例をご紹介してます。


この際に、是非覚えておいてください。

■サイズ■仕様
W1800×D240×H900 本体:スチール曲げ加工+焼付塗装仕上げ
■備考
 難易度:初級編/★★☆

作図解説

まずは、左の断面詳細図をご覧ください。

造りとしては、スチール製の本体に乳半+透明アクリルの盤面を両面取り付けた行灯の基本形といえる作図です。

内部は、FL36w×8本+反射板を取り付けています。
(平面詳細図参照)

吊りパイプには、重量を考慮して、φ25mmnの丸パイプを使用しています。

尚、この場合は吊りサインでの表現です。

しかし、吊りボルトをとれば、天井直付けのサインとしても活用できます。

また、このサインは、両面タイプとなっていますが、片面タイプにもアレンジ可能です。

サイズについても、廻りのスチール枠はそのままとして、盤面を帰れば様々な大きさのサインにアレンジできます。

かなり、汎用性を感じます。

作図ポイント

まず、作図ポイントとしては上記のA 詳細図が、ポイントとなり、この納めは必須です。

盤面止めを12mm×12mmスチール角パイプ使用しています。

このサイズについては、サインの大きさにも関わってきますが、事例の大きさでは12mm×12mmスチール角パイプが最適でした。

次のポイントは、行灯ですから当然のごとく配線が必要です。

電源は天井から取ることが多く吊りパイプに通して行灯部にて結線とします。

普段は、φ18mmを使用しますが、今回は少し大きめのφ25mmを使用しました。

これなら配線も余裕を持って入線出来ます。

吊りパイプとサイン本体とのジョイント部については、上の断面詳細図を参照してください。

この断面詳細図では、吊りパイプと本体に付けた座に溶接処理としました。

まとめ

このサイトでのサインについてのカテゴリー分けは、名称では無くその仕様で区分けしています。

例えば、ファサードサイン、店舗サインなどの区分けではなく、吊りサイン、行灯サイン、突き出しサインと分けていますので、読者の方には、御理解をお願いします。

それでは、今後ともよろしくお願いします。

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