SJX GINZA6-1
汎用性のある壁面コルトンボックスの作図事例
■サイズ■仕様
W977×D50×H1679
図面参照
基本フレーム:スチールコの字チャンネル焼き付け仕上げ(白)  
盤面:t=3クリアアクリ+t=0.5半透明印刷シート
+t=3乳半アクリ挟み込み
■備考
 

作図説明

ショップの通路壁面に埋め込まれたコルトンサインの作図事例を今回はご紹介しましょう。

一見、複雑に見える収めのようですが、構造はガラス窓とよく似ています。ロの字型のステンレス(以下SUS)開口枠と同素材のコルトンフレームをピアノ蝶番で開閉する構造になっています。

このコルトンサインの特徴は、50mmのという厚みと隠し蝶番を使用したところにあります。

以前はコルトンボックスを作図する場合、薄くても100mm前後の厚みが必要でした。しかし、LED照明の普及によって、その厚みは半分以下となり省スペースでのサインも可能になりました。では、ここで、平面詳細図を見ていただきましょう。

SJX GINZA6-2
平面詳細図

a部詳細図で表現しているように、この事例ではシート状のLED照明を採用しています。厚みも1mm程度で曲面にも取り付け可能なLEDシートです。
18mm×18mmの押さえ縁を小さくする事で、より薄い奥行にもでます。

次に蝶番についてですが、コルトンサインのサイズがW977mm×H1679mmと少々大きいタイプなのでピアノ蝶番を使う事にしました。ピアノ蝶番を隠すためのポイントは開口枠に5mm厚のFBを溶接しとところです。

SJX GINZA6-3
b
b部詳細図

このFBのおかげで、コルトンフレームと開口枠との間にちょっとした空きスペースを設ける事ができ、開口枠に干渉する事なく開閉ができるようになります。

後記

せっかく蝶番を隠してスッキリした見え方にしたので、鍵も見えにくいところに設置しました。

b部詳細図で表現していますが、開口枠の下部分に通常よりクリアランスを多めにとり13mmにしました。また、鍵の取り付け面をコルトンフレームより奥に埋設することで、小さいですがフレームに手掛りスペースもできています。

SJX GINZA6-4
上記文面内容

久しぶりの高級メンズアクセのショップでしたが、かなり疲れたのも事実です。毎回、忘れたころにやってくるのが厄介な仕事です。

しかし、有難いことですね、必要とされていることは。もう、40年近くこの仕事をしてますが、衰え知らずの私ですからこれからも頑張ってやんなきゃね!もうすぐ、オリンピック関連の仕事も入ってきそうです。

お願い致します!
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