レジサイドのショーケース
KIXX 岡山OPA B10店_2002.03
■サイズ■仕様
W900×D450×H900
図面参照
本体:木工化粧板仕上げ 
TOP:t=8クリアガラス落とし込み  
見付け:t=2スチールFB黒皮仕上げ+ナベビス止め 
■備考
 

作図説明

このアクセサリーショーケースの目的は、レジカウンターサイドに配置して販売促進を促す役目を担います。

要は、レジで精算されているお客様の目線をこの什器に注がせ、そこに魅了あるアクセや小物をディスプレーして販売を助長させる什器ですが、効果が期待できるかもしれません。

また、何かと雑物が多いレジ廻りでの整理整頓のためのストックであったり、またサービスカウンターとしても役に立つと感じます。

さて、次をご覧ください。詳細図などを添付しています。

作図的にも初心者の方でも十分理解できる図面と言えますね。ただ、抽斗と腰のストック扉両方の鍵位置には注意して下さい。

まず抽斗の鍵位置ですが、右端よりに取り付けています。これでは鍵が掛かっている状態で抽斗を引くと、右側だけがロックされているので抽斗が壊れてしまう恐れがあります。

シリンダー錠

通常、抽斗の鍵は、面付きシリンダー錠を使用する事が多いようですが、この面付きシリンダー錠は、基本的に抽斗のセンターでなおかつ、上方に取り付けます。

一番力の掛かる取っ手や、手じゃくり近くにロックする方が壊れる心配がないからですね。

まあ。これについては、図面に誤りがあり、本来は左右に同仕様の鍵を付けるべきでした。(ちょっと見落としていました。)

次に、腰のストック扉に取りつている鍵ですが、これは低すぎるのでよくありませんね。通常は抽斗の下あたりに取り付けます。

また、2枚の扉を1つの鍵でロックする際には必ず双方の小口を相ジャクリ加工しておく事を忘れないで下さい。

クローゼットや親子ドアの鍵の取り付け方と同じなので、あなたの付近にあれば見ておいた方が良いでしょうね。

図面というのは、文章と同じで仕上がったとしてもチェックが必要です。今回はちょっと問題がある什器事例でしたが、参考にはなると思いますのでご容赦を!

後は、これと言った注意点はありません。

以下は、断面図で赤でのマーキングの拡大図です。

レジサイドのショーケース02
部分詳細図

この店舗のデザインテーマである、スチール黒皮がここでも使われています。天板ガラスは、t=8mm仕様で十分だと感じます。仮に「ヤバイ」と感じたら飛散防止シートを貼るように施工業者さんに伝えてください。

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